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五島列島トピックス

五島列島は南から福江島、久賀島、奈留島(なるしま)、若松島、中通島(なかどおりしま)の五つの大きな島を中心に、約140の島からなり、西海国立公園に指定されている。このうち奈留島より南は「下五島」、若松島より北は「上五島」と呼ばれている。北の宇久島北端から福江島南端までの距離はおよそ100Kmである。

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今回タイトルを「初夏の五島列島クルーズ」としたが、5月は一般的な感覚では初夏というより晩春というべきかもしれない。歳時記では立夏(5/5)が過ぎれば夏なので、初夏としたのだが、

今回の五島列島クルーズは4泊5日で、中通島、若松島、奈留島の三島を巡った。
Day 1:長崎~中通島 奈良尾(ならお)  39.6マイル、6.7 Hr
Day 2:奈良尾~奈留島 奈留港 11.3マイル、2.4 Hr
Day 3:奈留港~若松島土井ノ浦~神部港~若松港14.6マイル、3.0 Hr
Day 4:若松港(雨天により滞在)
Day 5:若松港~長崎 45.3マイル、7.3 Hr

五島列島での航行ルート(GPS Track)
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(奈留港への入港ルート)
奈留港へは奈留島南端の岬、奈留神鼻と前島の間の狭い海峡を抜け北上し、さらにその入り江の奥にある港を目指すことになる。岬と前島の間は狭いが航行に支障はない。ただし旅客船も航行しているので、ここは旅客船の居ない時間に通過したい。
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奈良尾から奈留港へ向かう途中、「ジェットフォイルぺがさす」が高速で椛島(かばしま)の前を通過していった。福江から奈留港を経由して長崎に向かう高速旅客船で、巡航速度は80Km、こちらの7-8倍のスピードが出る。


(土井ノ浦港、若松港への入港ルート)
若松島の土井ノ浦港へ立ち寄り、その後若松瀬戸を北上して神部港(こうべこう)を眺めて、さらに北の若松港へ入港した。
若松港からの帰りは若松瀬戸の東側のルートを南下した。
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神部港へ入港したが、ここには着けられる桟橋はない。港近くの「えび屋」の食事は美味しいと評判らしいが、予約しないと難しいようだ。低潮時で岸壁が高いので、着岸は諦めて若松港へ向かうことにした。
神部港の「えび屋」
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若松大橋は橋桁下高さ26mで通過に問題はないが、橋脚近くは橋桁が低くなっているので注意が必要だ。
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若松港には30m程のポンツーンが四つ連なって大きな桟橋を形成している。桟橋の南側にはフェリーが発着する。北側の前(西)三つはビジターが泊めても良いようだ。ただし、旅客船が四つ目に係留することがあるので、三つ目のポンツーンに泊める場合は前方に泊めなければならない。(Wild Gooseは真ん中に泊めていて、その後前方に移動することになった。)
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若松瀬戸の中央には、北から下中島、野島、カズラ島が連なっている。旅客船は下中島と野島の東を通り、カズラ島では反対の西を通過するようである。


2018年初夏 五島列島クルーズ

5月14日(月) 晴れ

本日の航行ルート:若松港~長崎サンセットマリーナ、距離 45.3マイル、時間 7.3Hr
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本日は良い天気、当初予定より1日早いが、海の穏やかな日に帰還することにした。
06:20 朝もやの残る若松港を出港
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日の出は05:30頃だったので、すでに太陽は15°ほどの高さに上っている。
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若松大橋をくぐり抜けて南下する。
前を行くヨットは同じ若松港の桟橋に泊まっていた北海道の船で、ちょうど同じ時刻の出航となった。今回はその船のキャプテンとお話しする機会を持てなかったが、Nauticatのクラシックな美しいヨットである。ご夫婦で乗っておられた。
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若松島と中通島の間の若松瀬戸を南下する。
潮止まりが07:00頃なので、そんなに潮流は強くないはずと思っていたが、船がなかなか進まない。この速度からすると2~3ノットの逆潮があるようだ。(若松瀬戸の潮流はどこを調べても出ていない。)
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若松瀬戸が、その中央にあるカズラ島によって東西に分けられる、その分岐点にある荷内(にない)島
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若松瀬戸の南の出口(入口)付近、カズラ島の南端と遠くに見える小島は‘ヘボ島’
ヘボという名の島だが、この海域の航海の目印として大変役に立っているように思う。
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中通島の南端、佐尾鼻と三ツ瀬
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佐尾鼻南端には棹碕(さおさき)灯台が見える。ここで五島列島とお別れ、一路長崎を目指す。
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来た時と違って何と穏やかな凪ぎの海、吹いても1~2mの風で帆走はできない。
それでもメインセールは上げて機走する。この長崎、福江間航路は日にジェットフォイルが4往復、フェリーが3往復しているので、こちらの存在を早く気づいて欲しいという思いからだ。
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針路110°で一直線6時間、ようやく長崎港が見えてきた。
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13:40 無事マリーナに到着、潮水を被った船体を洗い、いろいろと後片付けをする。
今日も長崎サンセットマリーナの美しいサンセットを見ることができた。
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今夜は船で泊まり、明日午前中最後の片付けをして東京に帰ることにする。
今回の五島列島クルージングはこれにて無事終了

2018年初夏 五島列島クルーズ

5月13日(日) 雨

本日は朝から雨、宿をゆっくり出て港に向かう。
雨では船を出す気も起きないし観光も出来ない。若松港ターミナルの待合室でテレビを見たり、船内で本を読んだり、コーヒー飲んだりビールを飲んだり、ゆったりのんびりと一日を過ごした。

(昨夜の思い出)
昨夜の宿の夕食は次のとおり。刺身盛り合わせ、サザエ、鯛の塩焼き、きびなご、長崎牛のしゃぶしゃぶ、等々、これで1泊2食付き1人8,000円はお安い!?お刺身も鯛の塩焼きも大変美味しかった。小食の我々には十分過ぎる量で、牛肉のしゃぶしゃぶは余分なほどである。ご飯はほとんど食べられなかった。

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他に2組のグループ客がいて、隣の席をちょっと横目で眺めたら、伊勢海老のお造りが付いていたそうだ。これはワンランク上の1泊10,000円のコースだろう。
そして、今朝の朝食には伊勢海老殻の味噌汁がでた。宿の女将さんが小さな声で「おすそ分けです」と言って出してくれた。美味しかった!
旅館前川荘でした。

(これも昨日の映像) 5/13 14:55 若松港を出港し、奈留経由福江港に向かう’フェリーオーシャン’



明日は長崎に戻るので、本日は船中泊

2018年初夏 五島列島クルーズ

5月12日(土) 晴れ

本日の航行ルート:奈留島~若松島・土井ノ浦港~神部港~若松港

GPS Track :①奈留島~土井ノ浦、距離 7.7マイル、時間 1.5Hr
②土井ノ浦~神部港~若松港、距離 6.9マイル、時間 1.5Hr

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07:50 奈留島出航、本日の航程は短いので遅めの出航
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奈留島南端近く「小島」という名の小島の前を通過、この島の裏手には「奈留千畳敷」という観光名所がある。
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天気予報は晴れ、風も穏やかなはずだが、予想に反しかなり風が強い(6~7m?)、体感温度も低く元気が出ないキャプテン
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若松島土井ノ浦港の入口を守る「田ノ小島」東を通過
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土井ノ浦港桟橋に着岸した Wild Goose 、風が強くて着岸に苦労した。
(この桟橋、東側は定期船が使用する、西側は空いていればビジターは一時使用可能らしい)
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桟橋の北にある旅客船待合所に入ったが、人の気配が全くない。張り紙がしてあって「定期船の’ニューたいよう’は機関の故障で5月初めから運休しています」とのこと。なるほど!

港から1Kmほどにある「土井の浦協会」を見学に行くことにした。
距離は近いが高台にある教会なので、体力消耗しているキャプテンは下の公園から拝んで失礼しようとしたのだが、、、
シスターがどうされますかとお尋ねなされたので、「ハイ、参ります。」
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カトリック土井ノ浦協会
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協会から眺めた土井ノ浦港
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土井ノ浦港で2時間ほど休憩を取った後、再び出航し若松港を目指す。

若松島白崎南を若松港目指して航行中


若松島南端の白崎、とても迫力のある断崖だ
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中通島と若松島を結ぶ「若松大橋」の下を通過(橋桁一部補修工事中)
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12:35 若松港に入港
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フェリー桟橋の北側に係留
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福江との間を日に2往復している’フェリーオーシャン’が後ろに着いた。さすがにでかい!
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この日は港近くの宿に宿泊した。

2018年初夏 五島列島クルーズ

5月11日(金) 晴れ

本日の航行ルート (GPS Track):奈良尾から奈留島(なるしま)へ、距離 11.3マイル、時間 2.4Hr
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静かな奈良尾港を出港、係留していた桟橋、となりの大型漁船は姿を消していた。
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中通島の最南端「佐尾鼻」を過ぎ西に変針
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「佐尾鼻」の先端には棹埼灯台がある。隣の奇岩は「三ツ瀬」
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奈留島の南端に近づいた。この「奈留神鼻」とその西にある「前島」との間の狭い海峡を北上する。
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正面に見える小さな島が「弁天島」で、奈留漁港の入口を守っているようである。
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奈留港に到着後、昼食を取るため町の中心街へ出掛けることにした。新フェリーターミナルから、ちょうど来た島の巡回バスに飛び乗った。このバスは10人乗りほどのワンボックスカー、運転手さんが気さくな方でいろいろな情報を教えてくれた。

ともかく、町の中心街で降りて昼食を取る。本日の午後は島内観光をすることにした。まず近くの奈留教会を見学した。
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次に「江上天主堂」を見学に行くことにした。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」がユネスコの世界遺産暫定リストに登録されたことにより、急に観光客が増えたらしい。この江上天主堂もその構成要素の一つである。
江上天主堂は港から7~8Km程の距離にあるので、巡回バスを待っていると、やって来たのは先ほどの運転手さん。地元のお客さんも1~2人乗っていたが、お構いなしに盛んに観光ガイドをしてくれた。
江上でバスを一旦おりて、終点までいったバスが戻ってくる20分間ほどの間に、江上天主堂を見学した。
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江上天主堂は離れて見ると、このように木々の間に隠れている。(隠れキリシタン?)
以前は内部も自由に見学できたようだが、現在は事前予約が必要となった。
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(そのバスの運転手さんの話)
1.夏井のあの平屋は、野母英雄投手の父親の実家で、野茂投手も何回か訪れたことがある。野茂投手のおばあさんが、、、
2.赤潮の無い奈留の島ではマグロの養殖が盛んに行われており、日に3回の餌やりにより3年で60Kgに育つ、あのトラックが餌を運んで来ては、育ったマグロを毎日(?)築地まで運んでいる。(近大マグロ?)
3.奈留高校には「ユーミンの歌碑」があるので見に行った方が良い。(ユーミンの歌碑の由来の説明、)
4.隣の久賀島のあの辺りに世界遺産に登録予定の「旧五輪教会堂」がある。あの地区は五輪(ごりん)といい、五輪(いつわ)真弓の出身地である。等々話は止まらない!

この日は奈留港の奥の古い桟橋に係留した。ビジターヨットはよくこの桟橋を利用するらしい。
かなり古い桟橋で、桟橋と岸壁を繋ぐ橋の底板はボロボロとなってきており、渡るのに注意を要する。
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2108年初夏 五島列島クルーズ

5月10日(木) 晴

本日の航海ルート(GPS Track):長崎~奈良尾、距離 40マイル、時間 6.7Hr
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今回もカミさんとのダブルハンド、(ヨットの世界では一人乗りをシングルハンドというが、二人で乗るのをダブルハンドというのは、某は和製英語ではないかと思っているが定かではない。)

06:45 長崎サンセットマリーナを出港、目的地は五島列島、中通島(なかどおりじま)の奈良尾だ。
出港時のマリーナはいたって穏やかであった。

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外洋に出ると、天気は良いが風が予想よりかなり強い。北の風7~8m、10mを超えることも度々あった。帆走には良い風だが北風で冷たく体が冷える。
風は途中で弱まるものと予想(天気予報により)していたが、考えが甘かった。波はそれほど高くはないが船は大揺れ、3時間も揺られるとすっかり酔ってしまった。(酒の酔いは適度であれば心地よいが、船酔いは始めから吐きそうだ!)
途中のおやつも全く食べる気がしない。

出港してから5時間後、前方に五島列島全体の島影を確認できた。(それまで船酔いでよく見ていなかった?)
しかし、遠近感がつかめなく、島々への距離感、島の大きさが判断できない。到着まではまだ1時間半ほど必要とした。
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写真では海は穏やかの様に見えるが、動画で撮ればこんな感じ、


五島列島中通島の奈良尾港へ約5マイル(≒10Km)の地点、前方右手にもっこり見えるのは三盛山と福見鼻
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左舷前方には中通島南端の佐尾鼻、その向こうに椛島(かばしま)がかすんで見える。
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奈良尾港入口、初めての港は、入口の灯標がみえるとようやくホッとする。
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奈良尾港の一番奥、空いている桟橋に係留した。此処は誰の許可を得れば良いのか分からない?
(ヨット仲間の情報によれば、空いていれば係留してかまわないらしい)
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長くつらい一日目の航海だった。到着すれば必ず飲む、到着祝の缶ビールも今日は飲めなかった。!

2018年初夏 五島列島クルーズ

5月9日(水) 晴れ

今年の目標である五島列島をクルーズしようと長崎にやって来た。この日は風が強く、出港はせずマリーナで出港準備作業のみとなった。

船にドジャー(コックピットに取り付ける風波よけ)やビミニトップ(コックピット上の日よけ雨よけ)を設置するのも、出航時には手間のかかる作業である。
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長崎サンセットマリーナには結婚式場、レストランがあり、屋外ではBBQを楽しむこともできる。
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サンセットマリーナという名の通り、この日は美しいサンセットを見ることができた。
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明日早朝の出航をひかえて船中泊

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Captain KOTARO

Author:Captain KOTARO
and ’Wild Goose’

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